プルネチン

化学辞典 第2版 「プルネチン」の解説

プルネチン
プルネチン
prunetin

5-hydroxy-3(4-hydroxyphenyl)-7-methoxy-4H-1-benzopyran-4-one.C16H12O5(284.26).イソフラボンの一つ.ヨーロッパ産の数種のサクラ属Prunus樹皮およびマメ科Pterocarpus angolensisの心材に配糖体のプルニトリン(prunitrin.C22H22O10.ブルネチンの4′-Oグルコシド)として含まれる.デオキシベンゾイン誘導体から合成されている.微黄色の絹様針状晶.融点237~238 ℃.一般の有機溶媒に難溶.アルカリ溶液に溶けて黄色を呈する.アルコール溶液はFeCl3により深褐紫色を呈する.[CAS 552-59-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android