プレーナ型ダイオード(読み)プレーナがたダイオード(英語表記)planar diode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレーナ型ダイオード」の意味・わかりやすい解説

プレーナ型ダイオード
プレーナがたダイオード
planar diode

メサ型ダイオードでも,p-n接合界面が表面に露出しているために,信頼性に乏しい欠点をもつ。機械的損傷のある表面層を酸化して,二酸化シリコン SiO2 層とし,p-n接合界面をこの SiO2 層で保護することにより,欠点を補い,メサ型にする必要がなくなった。その形状が平板状であるところから,プレーナ名称がついている。このダイオードは信頼度が高く,一方の面から電極の引出しができるため,集積回路作製に適する利点がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android