ヘアクリッパー(読み)へあくりっぱー

世界大百科事典(旧版)内のヘアクリッパーの言及

【髪形】より

…明治末から従来の中央分けに代わって,七・三の分け髪が流行し,短髪が好まれてくる。明治中期に登場したヘアクリッパー(バリカン)は,軍人の髪形を規制し,一般にも一分刈り,五分刈りなど各種の長さの丸刈りの普及をみることになり,第2次大戦まで続いた。大正期から昭和初期にかけては,男性用整形アイロンも利用されて,オールバック,ショートバック,ハーフロング,ミディアムカットなど外国のモードなどを取り入れつつ日本人男性の基本髪形を完成した。…

【バリカン】より

…バリカンの名称は,1883年パリ公使館勤務の長田桂太郎がみやげとして持ち帰って紹介した製品が,フランスのBariquand & Marea商会のものであったことに由来し,明治末期から一般に普及した。英語ではヘアクリッパーhair clipperという。刃の要部は上下に重ねられた櫛形状の二枚刃から成り,下刃は固定,上刃の往復運動によって両者の嚙合せを利用し,櫛形の部分に入った毛を挟み切る。…

※「ヘアクリッパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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