日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ヘイズ(Rutherford Birchard Hayes)
へいず
Rutherford Birchard Hayes
(1822―1893)
アメリカ合衆国第19代大統領(在任1877~81)。ケニオン大学、ハーバード・ロー・スクール卒業。弁護士を営む一方、1854年ホイッグ党員から共和党員になる。連邦下院議員を経て、オハイオ州知事の第三期目に共和党大統領候補に指名される。76年の大統領選挙の結果、民主党のティルデンが一般票の過半数を得たが、黒人を裏切る「妥協」が行われ、選挙人票ではヘイズが一票多い185票とされ、大統領に就任した。在任中、公務員改革には優柔不断、労働金融問題には保守的で、77年の鉄道ストライキは軍隊を派遣して鎮圧した。
[竹中興慈]
[参照項目] |
| |