ヘクサビブロス(英語表記)Hexabiblos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘクサビブロス」の意味・わかりやすい解説

ヘクサビブロス
Hexabiblos

ビザンチン帝国の法律全集。6巻本であるところから『六選集』と呼ばれた。また別名『法律ハンドブック』 Procheiron tōn nomōnともいわれ,1345年 K.ハルメノプロスにより著述された一部教会法を含んだ,民法刑法を主とした選集。『バシリカ法典』およびそのほかの勅令集から 14世紀の実情に合せて書直されたもので,同時にビザンチン法制史上最後の法全集である。またこの選集は 1828年新生ギリシア発足の際の民法の基本ともなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android