ヘラクレイア(英語表記)Hērakleia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘラクレイア」の意味・わかりやすい解説

ヘラクレイア
Hērakleia

古代ギリシア人によって各地に建設された数多くの都市名。英雄ヘラクレスの名にちなむ。イタリアのルカニア地方にあったもの (現ポリコロ近郊) はローマ時代にローマ市民権を与えられ自治都市 (ムニキピウム ) となった。そのほかメガラボイオチアが前 560年頃創設した黒海沿岸のヘラクレイア・ポンチカ (現トルコのエレグリ) やスパルタが前 426年にテルモピュレ近郊の戦略拠点に建てたヘラクレイア・トラキニアなどが重要。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヘラクレイアの言及

【ビトラ】より

…人口7万7000(1994)。ギリシア時代のヘラクレイアHērakleia近くに11世紀にスラブ人がこの町を造った。1382‐1912年はオスマン帝国が支配し,モナスティルMonastirとよばれた。…

※「ヘラクレイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android