ヘルシオ(読み)へるしお

事典 日本の大学ブランド商品 「ヘルシオ」の解説

ヘルシオ

機械
大阪府立大学(大阪府堺市中区)の大学ブランド。
300度の過熱水蒸気(熱放射性ガス)を生成し、食材に3方向から噴射して調理するオーブン。生命環境科学研究科・宮武和孝教授による過熱水蒸気の研究成果をもとに、シャープ株式会社(大阪市阿倍野区)との産学連携によって開発された。素材の脂を減少する脱油効果、塩分を落とす減塩効果、野菜などのビタミンC破壊を抑制する効果、抗老化効果があるとされるコエンザイムQ10の保存効果などが実証されている。健康に配慮し、かつ安全な調理を可能とした。この成果は産学官連携功績のモデルとされ、日本経済団体連合会会長賞を受賞した。なお、「ヘルシオ」は、シャープ株式会社の登録商標。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ヘルシオ」の解説

ヘルシオ〔家電〕

シャープが販売するウォーターオーブン、グリルなどのシリーズ名。水蒸気をさらに加熱した過熱水蒸気を使う「ウォーターヒート技術」を採用し細胞破壊や酸化を抑えて焼くことができる。

ヘルシオ〔塩〕

塩友商事株式会社(大阪府堺市)が加工する塩の商品名。ナトリウムの代わりにカリウムマグネシウムを多く含み、低ナトリウム塩を謳う。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android