ヘルパー(その他表記)Helper, Hinton Rowan

デジタル大辞泉 「ヘルパー」の意味・読み・例文・類語

ヘルパー(helper)

手助けする人。特に、家事の手伝いをする人。また、老人やからだの不自由な人の世話をする人。「ホームヘルパー
[類語]ホームヘルパー訪問介護員

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精選版 日本国語大辞典 「ヘルパー」の意味・読み・例文・類語

ヘルパー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] helper ) 手伝い。助手。特に家事の手伝いをする人。また、老人や身体の不自由な人の世話をする人。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルパー」の意味・わかりやすい解説

ヘルパー
Helper, Hinton Rowan

[生]1829.12.27. ノースカロライナ,デービー
[没]1909.3.9. ワシントンD.C.
アメリカの著作家。南北戦争前の南部で奴隷制を攻撃した唯一の著作『差迫る南部の危機』 The Impending Crisis of the South: How to Meet it (1857) を著わして有名になった。彼の奴隷制度への反対理由は,それが黒人奴隷を搾取しているからではなく,奴隷を所有しない白人農民の生活を犠牲にし,南部経済の発展を阻害しているからである,というもっぱら白人農民の立場に立つものであった。この著作に対する反響北部でも南部でも大きく,彼は身の安全のためニューヨーク市へ移住した。南北戦争開始の 1861年に彼は A.リンカーン大統領によりブエノスアイレス領事に任命され 66年まで勤務。戦後3編の論文で激しい黒人差別主義の視点から黒人のアフリカないしラテンアメリカへの放逐を唱えた。晩年貧窮のうちに自殺した。

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百科事典マイペディア 「ヘルパー」の意味・わかりやすい解説

ヘルパー

生態学用語。自分で子供を育てず親や兄弟姉妹養育を助ける個体。フロリダヤブカケスなど150種以上の鳥類に見られる。普通世話をするのは自分の弟や妹に当たり,これらの血縁者を助けることによって血縁者に含まれる自らの遺伝子繁栄に役立っていると考えられる。鳥類以外にリカオン,ジャッカル,マングースなどの哺乳(ほにゅう)類でもヘルパーが見られる。→血縁淘汰
→関連項目利他的行動

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知恵蔵 「ヘルパー」の解説

ヘルパー

親以外の個体で、子の保護や子への給餌を行う個体。多くの場合、ヘルパーは子の兄姉や叔父叔母にあたる血縁者で、包括適応度を高める一種の利他行動として説明できる。血縁関係のない例も知られているが、その場合には好適な生活場所の確保や、なわばりの継承などの利益を得るためと考えられる。100種を超える鳥類のほか、キツネ、リカオン、ハダカデバネズミなどの哺乳類にもヘルパーが見られる。

(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

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367日誕生日大事典 「ヘルパー」の解説

ヘルパー

生年月日:1829年12月27日
アメリカの著述家
1909年没

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ヘルパー」の解説

ヘルパー

「ヘルパーアプリケーション」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のヘルパーの言及

【鳥類】より

…逆にすべてを雄が行う鳥もあるが,それはごく少数である。近年になって,親鳥以外の個体がこのような活動を手伝う例が相次いで報告されて〈ヘルパーhelper〉と呼ばれているが,そのほとんどは前年または同年生れの兄姉であることがわかってきた。なお,繁殖様式としては一雄一雌のほか,一雄多雌,一雌多雄,乱婚型などさまざまの形があるが,それについては〈配偶型〉の項目を参照されたい。…

【配偶型】より

…しかし,総じて無脊椎動物ではつがい関係は希薄である。 一夫一妻制の中には,群れ生活をしていながらその中の1匹の雄と1匹の雌のみがつがい関係をもち,他のメンバーはヘルパーhelper(手伝い)としてその繁殖を手伝う協同繁殖というシステムもある。魚類,鳥類,哺乳類で知られており,先に生まれた子どもが親を手伝って弟妹の世話をする場合が多い。…

※「ヘルパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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