ベア(社会主義運動家)(読み)べあ(英語表記)Max Beer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベア(社会主義運動家)」の意味・わかりやすい解説

ベア(社会主義運動家)
べあ
Max Beer
(1864―1943?)

ポーランド生まれのマルクス主義者。25歳のときドイツに行き、社会主義運動に加わる。1894年イギリスに渡り、ドイツ社会民主党機関紙『フォルベルツ』の通信員となる。第一次世界大戦とともに一時ドイツに帰り、その後1940年代の初めロンドンで死去したとも、ソ連に招かれて帰化したともいわれるが、不明である。代表作に『イギリス社会主義史』(1920、増補版1929)があり、現在でもこの分野名著一つに数えられている。

[菊池理夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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