ベアードバク(読み)べあーどばく(英語表記)Baird's tapir

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベアードバク」の意味・わかりやすい解説

ベアードバク
べあーどばく
Baird's tapir
[学] Tapirus bairdii

哺乳(ほにゅう)綱奇蹄(きてい)目バク科の動物。メキシコ南部から南アメリカ北部の森林に分布する。アメリカ産の3種のバクのなか最大で、体長2メートル、体重300キログラム以上となる。チュウベイバク(中米獏)の別名もある。

[祖谷勝紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のベアードバクの言及

【バク(獏)】より

…奇蹄目バク科バク属に属する4種の哺乳類の総称。ブラジルバク(アメリカバク)Tapirus terrestris,ベアードバクT.bairdi,ヤマバクT.pinchaqueの3種が南アメリカ,中央アメリカ,メキシコに,マレーバクT.indicus(イラスト)がミャンマー,タイ,マレー半島,スマトラ島に分布する。体長180~250cm,尾長5~10cm,体重225~300kg。…

※「ベアードバク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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