ベニテングタケ

改訂新版 世界大百科事典 「ベニテングタケ」の意味・わかりやすい解説

ベニテングタケ

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百科事典マイペディア 「ベニテングタケ」の意味・わかりやすい解説

ベニテングタケ

テングタケ

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世界大百科事典(旧版)内のベニテングタケの言及

【キノコ(菌∥蕈∥茸)】より

…アメリカのモルガン商会の総裁であったワッソンR.G.Wassonは,趣味から取り組んだキノコにまつわる民俗学的研究を発展させて,キノコ民俗学ethnomycologyの分野を開拓した。ワッソンの研究はメキシコの山岳地帯に住む原住民に伝わる幻覚性キノコに伴う風習について,またインドのバラモン教の聖典《リグ・ベーダ》にある神にささげる聖なる供物ソーマについて考証をすすめ,これがベニテングタケであるという独創的な説を発表した。 ベニテングタケは毒キノコであるが,ヨーロッパではこれを幸福をもたらすキノコとして壁掛け,置物,服飾のアクセサリーなどの図案,題材に用いる。…

【幻覚薬】より

…現在,幻覚薬の作用をもつとして知られている植物はほぼ100種にのぼり,その多くは新大陸で最近になって発見されたものである。ただし旧大陸においてもヨーロッパのマンドレークmandrake(Mandragora officinarum,ナス科)や熱帯アフリカのイボガiboga(Tabernanthe iboga,キョウチクトウ科),中近東のハシーシュ(Cannabis sativa,クワ科),シベリアのベニテングタケ(テングタケ)など,いくつかの植物が知られている。新大陸では,メキシコのオロリウクイ,聖なるキノコ(シビレタケ属,ヒカゲタケ属,モエギタケ属などに属するキノコ),サボテンの1種であるペヨーテ,北アメリカから南アメリカにかけて用いられるナス科のダツラDatura属やソランドラSolandra属の植物,アマゾニア地方で用いられているヤヘーyajé(Banisteriopsis caapi,B.inebriansなど,キントラノオ科)やマメ科のアナデナンテラAnadenanthera属,ニクズク科のビロラVirola属の植物がある。…

【テングタケ】より

…北半球の温帯以北に広く分布し,日本全土にふつうにみられる。これに似ておもにカンバ林に生える赤いテングタケは毒キノコのベニテングタケA.muscaria (Fr.) Hook.(イラスト)である。このキノコはムスカリンmuscarine,イボテン酸ibotenic acid,ムッシモルmuscimolなどのアミノ酸を含む。…

※「ベニテングタケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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