ベルリンの近代集合住宅群(読み)ベルリンのきんだいしゅうごうじゅうたくぐん

世界遺産詳解 の解説

ベルリンのきんだいしゅうごうじゅうたくぐん【ベルリンの近代集合住宅群】

2008年に登録されたドイツの世界遺産(文化遺産)。6つの集合住宅(ジードルング)が登録対象になっており、1910~1933年のワイマール共和国時代に建てられたものである。設計や建築は、バウハウスの初代校長ヴァルター・グロピウスブルータウトなど当時の代表的な建築家で、低所得者層に関する生活環境改善を目的に、新しい建築手法やデザインによって、衛生的で快適な住宅造りが進められた。登録された6つの住宅地はシラーバーグ・ジードルンク、ブリッツ・ジードルンク、カール・レギエン、ヴァイセ・シュタット、ジーメンス・ジードルンク、ファルケンベルク。後に世界の公共住宅発展にも影響を及ぼした点などが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はBerlin Modernism Housing Estates

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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