ベートシェアリム(英語表記)Bet She`arim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベートシェアリム」の意味・わかりやすい解説

ベートシェアリム
Bet She`arim

イスラエル北部,エスドラエロン平野西端にある,考古学上の遺跡,農家協同組合入植地(モシャーブ。→キブツ)。古代のベートシェアリムは,1936年に創設された今日の入植地の東北東 5kmに位置し,ユダヤ教にとって重要な遺跡である。3世紀初期からユダヤ人の中心的埋葬地となり,異境で死亡した有力者も多く埋葬されたが,4世紀に破壊され,1875年に発見されるまで忘れられていた。古代パレスチナシナゴーグ礼拝堂)や,カタコンベ地下墓地)などの遺跡で有名である。2015年世界遺産文化遺産に登録された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android