ペルシア哲学(読み)ぺるしあてつがく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペルシア哲学」の意味・わかりやすい解説

ペルシア哲学
ぺるしあてつがく

イスラム思想史上、ミール・ダーマード(?―1630)やモッラー・サドラー(1571―1640)などによって代表される近世イランにおける十二イマーム(シーア派の1)の宗教思想を俗にペルシア哲学とよぶことがあるが、これは学問上確定した呼称ではない。また、イスラム征服以前のイランにおける古代ペルシアの思想家たちの思想をペルシア哲学とよぶことがあるが、これも学問上確定した呼称ではない。

[松本耿郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android