ペルナンブコ(ブラジルの州)(読み)ぺるなんぶこ(英語表記)Pernambuco

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ペルナンブコ(ブラジルの州)
ぺるなんぶこ
Pernambuco

ブラジル北東部の州。面積9万8937.8平方キロメートル(1996)、人口791万8344(2000)。州の東部、大西洋岸沿いの幅数十キロメートルの平野は熱帯湿潤気候で、16世紀以来サトウキビのプランテーション地帯として知られ、州都レシフェおよびその周辺では、繊維、食品、化学などの工業も発達している。残りの大部分の地域は標高数百メートルのボルボレマ高原上にあり、有刺低木林が茂る半乾燥気候下でウシを中心とした粗放的な牧畜が営まれている。一部には、国内有数の生産量を誇るトマトや、綿花サイザルアサタマネギなどの大規模栽培地もみられる。

[松本栄次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android