ペルーツ(読み)ぺるーつ(英語表記)Leo Perutz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペルーツ」の意味・わかりやすい解説

ペルーツ
ぺるーつ
Leo Perutz
(1882―1957)

オーストリア小説家プラハで生まれたが、1900年ごろよりウィーンに住む。38年、現在のイスラエル亡命。20年代のベストセラー作家の1人。当時流行したジャンルであった幻想小説と歴史小説を多く残した。そこでは一貫して混乱した現実が否定され、君主制時代黄金安定期として賛美されている。62年『ボリバール侯爵』(1920)がフランス文学賞を受賞した。

[村山雅人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android