ホイト(輝特)部(読み)ホイトぶ(英語表記)Khoit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホイト(輝特)部」の意味・わかりやすい解説

ホイト(輝特)部
ホイトぶ
Khoit

いわゆる4オイラート (瓦剌)を構成する部族の一つ。元代のオイラート王家の後裔。初めやはり4オイラートを構成する部族の一つドルベットに属し,これと婚姻関係を結んでいた。 18世紀なかばにホイト部の部長アムルサナー (阿睦爾撒納)が力をもち,ジュンガル・ハン国のハンにダワチを立てたが,1755年清朝討伐された。このときホイトの一部が清朝に帰付し,ジャサクを授けられ,2旗に編成された。 57年アムルサナーは清朝の討伐を受けて敗れ,その支配下にあったホイトは他の旗に配属された。

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