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ホルムズ海峡【ほるむずかいきょう】

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  • 知恵蔵2011の解説

  • 産油国が臨むペルシャ湾とインド洋に通じるアラビア海を結ぶ海峡。オルムズ海峡ともいう。イラン側のバンダル・アッバースとアラビア半島側のアル・ハッサブ(オマーン領)との海峡幅は約40キロメートル。ケシュム島やホルムズ島(いずれもイラン領)が浮かび、それらの間に航行用のレーンが設けられている。
    海上貿易の要地としての歴史は古い。大航海時代、海峡に突き出るムサンダム半島(現オマーン領)はポルトガルの支配を受け、更に19世紀末にはイギリスの保護領となった。20世紀初頭、湾岸地域で油田が発見されてからは、海上では唯一の搬出路として、石油戦略上の国際的要衝となっている。現在、1日当たり約1700万バレルが通過(2011年)。これは世界に輸送される原油の約3~4割に相当し、ホルムズ海峡は「タンカー銀座」などとも呼ばれる。また、日本の原油も総輸入量の約8割が通過しており、同海峡は日本経済の「頸動脈(けいどうみゃく)」にもなっている。
    従って、ここでの有事は原油価格の上昇及び世界経済の不安定化に直結する。不安の一つは、イスラム過激派によるテロ攻撃である。10年7月、日本の商船三井のタンカーが不審船の接近によって船体に損傷を受けた。紅海の出口ソマリア沖とは違い、海賊船による攻撃との見方は少なく、数日後、アルカイダ系を名乗る組織が「自爆攻撃を行った」との犯行声明を出している(原因特定されていない)。
    もう一つの不安は、供給ルートを握るイランの動向である。白色革命(イスラム革命)後、イランと対立する欧米諸国は、地域の安定神経をとがらせてきた。実際、イラン・イラク戦争(1980~89年)の際、海峡を通る船舶は攻撃の対象となり、タンカー十数隻が被弾している。湾岸戦争(1990~91年)でも、イランは中立を保ったものの、しばらくの間、航路は閉ざされた。そして近年、再び緊張が高まっている。2006年以来、核疑惑でイランへの経済制裁を続けてきた欧米諸国が更に制裁を強化。12年1月、欧州連合(EU)がイラン産原油の輸入禁止決定すると、イランは対抗姿勢を強め、ホルムズ海峡の封鎖をほのめかしている。
    ( 大迫秀樹  フリー編集者 )
  • 出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2012」
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  • 世界大百科事典 第2版の解説

  • ホルムズかいきょう【ホルムズ海峡 Strait of Hormuz】
     
    ペルシア湾(アラビア湾)とオマーン湾を結び,ペルシア湾からインド洋方面への出口を形成する海峡。幅約40km。イラン領,オマーン領,公海に分かれる。イラン,クウェートサウジアラビアをはじめ湾岸諸国で積み出されたOPECの産出する約3分の2にあたる石油は,この海峡を通過せざるをえず,石油戦略要所となっている。アメリカが,同海峡の対岸オマーンに軍事力の強化を試みている。【加納 弘勝】
    ▼ホルムズ海峡について記述のある項目
     ペルシア湾【ペルシアわん】

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  • 朝日新聞掲載「キーワード」の解説

  • イランとアラビア半島オマーンに挟まれた戦略上の要衝。最も狭いところで幅約60キロ。日本向けの石油、液化天然ガス(LNG)タンカーの大半が通過する。核開発を続けるイランへの制裁を強める欧米に対抗し、イランが軍事的に封鎖する可能性が指摘されている。
    ( 2012-03-17 朝日新聞 朝刊 1外報 )

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  • 百科事典マイペディアの解説

  • オルムズ海峡とも。ペルシア湾とオマーン湾を結ぶ海峡。幅約40km,最大水深190m。OPEC諸国の生産する石油の多くが通過する石油戦略上の要地北側海底電線中継基地のケシュム島,鉄や岩塩を産出するホルムズ島があり,ともにイラン領。
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  • デジタル大辞泉の解説

  • ホルムズ‐かいきょう 〔‐カイケフ〕 【ホルムズ海峡】
     
    《 Hormuz 》ペルシア湾とオマーン湾とを結ぶ海峡。北岸イラン南岸オマーン国。原油輸送の要衝。
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    監修:松村明
    編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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  • 大辞林 第三版の解説

  • ホルムズかいきょう【ホルムズ海峡】
     
    〔 Hormuz 〕 ペルシャ湾とインド洋とを結ぶ海峡。幅約50キロメートル。北岸はイラン,南岸はオマーン。

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ホルムズ海峡に近い言葉→レーンホルム|海峡スズ(海峡錫)|ホルム岩|ヘルムズリー城|ストックホルム室内管弦楽団|リンホルム遺跡|リュツォー・ホルム湾|キノホルム|ヘルムホルツの式(可逆電解セル)|ボーンホルム[島]

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