ホロモシリ(読み)ほろもしり

日本歴史地名大系 「ホロモシリ」の解説

ホロモシリ
ほろもしり

漢字表記地名「幌茂尻」のもとになったアイヌ語に由来する地名。天保郷帳には「子モロ持場」のうち「ホロモシリ」とみえ、当地一帯は近代に入り幌茂尻ほろもしり村に包含された。仮名表記は「ホロモシリ」(「蝦夷日誌」一編、「廻浦日記」、島「入北記」、玉虫「入北記」など)のほか、「ホロムシリ」(東蝦夷地場所大概書・東行漫筆)がある。「東行漫筆」に「子モロ夷人住居地名」として「ホロムシリ」がみえる(文化六年五月一日条)。当地は鰊・鱒・鮭の「漁業場所」で(同書同条)、「蝦夷日誌」(一編)に「小川、番屋有。鮭漁よろし。夷人小屋有。此処西向、沙磯。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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