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ホワイトカラー・エグゼンプション【ほわいとからーえぐぜんぷしょん】
3件の用語解説(ホワイトカラー・エグゼンプションで検索)
知恵蔵2011の解説-
管理職や専門職のほか、裁量労働に従事する者を含むホワイトカラーなど一定の類型の業務に従事する従業員に対し、役職手当などを付与することによって、労働時間の規制を適用除外とする制度。米国において、最低賃金および超過労働の割増賃金率を定めている「公正労働基準法」(FLSA : The Fair Labor Standards Act)の規定第6条及び7条の適用除外(エグゼンプション)になっていることが語源。日本では、2006年ごろからこの制度導入への動きが急速に浮上し、大きな議論となった。日本経団連などが管理監督者に加え、専門業務型裁量労働制の適用を受ける労働者(日本経団連案では年収400万円以上)に対して、「自律的労働制度」という名前の下で同様の仕組みを導入することを求めてきた。これに対し、組合など労働者側は、仕事量が多く残業に追い込まれ、残業代不払いが問題となっている実態を改善することなくこの制度を導入することは問題だとして反対した。厚生労働省は、残業が月30時間を超えた分の割増率引き上げ(25%から50%へ)などを示していた。しかしながら労使など関係者間の合意は得られず、結局、07年通常国会への法案提出は見送られた。
( 桑原靖夫 獨協大学名誉教授 ) 出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説- アメリカの制度で、ホワイトカラー労働者に対して労働時間規定の適用を免除することをいう。エグゼンプションは「(義務・法の適用などを)免除する」という意味の動詞・エグゼンプトから来た言葉。日本でも検討されたが、導入には至らなかった。 日本の労働基準法では、管理監督者に対しては労働時間規定が適用除外とされており、残業手当が支払われない。本制度導入の趣旨は、この適用除外を、業務内容・賃金に関して一定の要件を満たすホワイトカラー労働者にも拡大しようというもの。従来の裁量労働制があくまで労働時間規定を伴い、その管理を労働者に委ねる制度であるのに対し、本制度は労働時間規定そのものを除外することになる。 頭脳労働を主体とするホワイトカラー労働者の業務には、労働時間の長短と仕事の成果とが必ずしも比例しないところがある。そのため、こうした業務に従事するホワイトカラー労働者の就業実態を制度に反映させ、労働時間に対する裁量性を高めることによって、結果として労働時間が短縮できると期待されていた。
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説-
企画・立案などの業務の人を対象に、1日8時間といった労働時間規制を適用しない制度。日本経団連などが要望し、今国会提出の労働基準法改正案に盛り込むことが検討されたが、「過労死促進」「残業代をなくす目的」と労組や与野党から批判が相次ぎ、見送られた。厚生労働省案は労働者保護のため年104日の休日を設け、年収900万円以上の人に限るとしていた。
( 2007-03-22 朝日新聞 朝刊 3総合 )
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