ホンガイ炭田(読み)ホンガイたんでん(英語表記)Hong Gay coal fields

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホンガイ炭田」の意味・わかりやすい解説

ホンガイ炭田
ホンガイたんでん
Hong Gay coal fields

ホンゲイ炭田ともいう。ベトナム北東部,ハイフォン北方からハロン湾沿岸にわたって広がる炭田。同国ではクアンイェン Quanyen炭田と呼ぶが,なかでもホンガイが最大の産炭地であるため,全体の呼称としても用いる。同国採炭量の約 90%を占める。鉱床は長さ 150km,幅 12kmにわたって分布。良質の無煙炭を産し,埋蔵量は約 11億tと推定される。 1884年にフランス資本により本格的な開発が始められた。従来露天掘りが主であったが,次第に坑内掘りが多くなってきている。約 70%が輸出される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android