ホンジャ-アフメッド-ヤサウイ廟(読み)ホンジャアフメッドヤサウイびょう

世界遺産詳解 の解説

ホンジャアフメッドヤサウイびょう【ホンジャ-アフメッド-ヤサウイ廟】

2003年に登録されたカザフスタンの世界遺産(文化遺産)。同国南部のトルキスタン市にある代表的なイスラム建築で、12世紀に没したヤサウイ教団(イスラム教一派)の教祖ホンジャ・アフメッド・ヤサウイの霊廟である。当初は小さな霊廟だったが、1389~1405年にティムール王(ティムール帝国の建国者)により造営された(一部未完成のまま終わった)。ティムールがペルシアから呼び寄せた建築家の設計になるもので、青色タイルが張られた屋根を持った高さ約40mの2つのドームが特徴。この霊廟は、中央アジアにおける典型的なイスラム建築の代表例とされている。◇英名はMausoleum of Khoja Ahmed Yasawi

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android