ホーキンズ(Richard Hawkins)(読み)ほーきんず(英語表記)Richard Hawkins

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ホーキンズ(Richard Hawkins)
ほーきんず
Richard Hawkins
(1562?―1622)

イギリスの私掠(しりゃく)船長提督。ジョンの子。1585~86年のドレークの西インド遠征に参加し、88年のスペインのアルマダ無敵艦隊)の来襲時には艦長として従軍した。90年の父のポルトガル遠征にも参加。93年大西洋を南下し、マゼラン海峡を経てメキシコ太平洋岸のスペイン人植民地を襲い、財宝を奪ったが、翌年負傷して投降、まもなくスペインに送られ、1602年まで投獄された。帰国後はナイトに叙され、国会議員に選ばれた。20~21年アルジェリア海賊に対する討伐艦隊の副司令官を務めた。『南海航海記・1593年』(1622)の著書がある。

松村 赳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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