ホーンリフレクターアンテナ(読み)ほーんりふれくたーあんてな

世界大百科事典(旧版)内のホーンリフレクターアンテナの言及

【アンテナ】より

…方形ピラミッド状ホーンアンテナはマイクロ波アンテナの利得測定の基準にも使用される。これらのほか,ホーンとパラボラを組み合わせたホーンリフレクターアンテナhorn reflector antenna,上述したスロットアンテナなど,多種多様なアンテナが実用されている。また,これらのアンテナを複数個配列したものはアレーアンテナarray antennaと呼ばれ,単独のアンテナで得られない特性が得られる。…

【マイクロ波通信】より

…また近年DTS(data termination systemの略)または加入者無線方式と称し,中央基地局に多方向のマイクロ波端末機を収容するいわゆる多方向多重無線point‐to‐multipoint radioが衛星地球局などと組み合わせたり,あるいは単独でも用いられるようになった。 アンテナは,通常直径数mのおわん形にみえる回転放物面の反射鏡をもつパラボラアンテナが広く用いられるが,電波がビームの主軸方向以外に漏洩(ろうえい)するのを避けるため,回転放物面の一部を反射鏡とする角錐または円錐形のホーンリフレクターアンテナが電波の密集する地域では用いられ,電波干渉を防ぐのに役だっている。元来,マイクロ波通信はアンテナの鋭い指向特性により干渉が少ないため,電波が効率的に用いられる特徴を有するが,これをさらに生かすため,日本で公衆通信用に開発されたさらに干渉が少ない高性能のオフセットアンテナoffset antennaがある。…

※「ホーンリフレクターアンテナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」