…幾何学的な問題について〈アルゴリズムの能率〉という視点を取り入れた〈計算幾何学〉という分野も生まれている。たとえば砂漠の中を旅行中にオアシスの位置を示す地図があり自分の位置がわかっているとき〈最も近いオアシスはどこか〉という問題については,あらかじめ〈ボロノイVoronoi図〉と呼ばれる地図を作っておくとよいこと,ボロノイ図はほかの問題にも応用が広いことなどがわかっている。能率の評価にあたっては,特定の基本操作(たとえば算術演算,大小の比較判定,チューリング機械の基本ステップなど)に注目して,その実行回数を数えることがある。…
※「ボロノイ図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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