ボロラン岩(読み)ボロランがん(英語表記)borolanite

岩石学辞典 「ボロラン岩」の解説

ボロラン岩

メラナイト黒雲母ネフェリン閃長岩.顕晶質火成岩で,基本的には正長石とメラナイト石榴(ざくろ)石からなり,ネフェリン,黒雲母,輝石を伴う.正長石とネフェリンの球状または楕円状の集合体が斑晶状になった特徴がある.ネフェリン閃長岩で10%以上のメラナイトを含む岩石である[Höne & Teall : 1892].英国スコットランド,サザーランドシャー(Sutherlandshire),アシント(Assynt)地方のロッホ・ボロラン(Loch Borolan)に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android