デジタル大辞泉
「ボンボン」の意味・読み・例文・類語
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ボンボン
〘名〙 (bonbon)
果汁や
洋酒類などを入れたシロップを
砂糖やチョコレートで包んだ菓子。
※
郵便報知新聞‐明治一一年(1878)一二月二五日「新発明ボンボン 祝日洋飾菓子西洋酒入数種種功能あり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ボンボン
ぼんぼん
bonbon
キャンディーの一種で、砂糖を結晶化させた殻の中にウイスキー、ブランデー、リキュール、シロップなどを入れたもの。語源はフランス語のボンbon(よい、おいしい)が幼児語のボンボンになったもの。フランスでいうボンボンは広い意味の糖菓で、糖衣菓子(真ん中には酒だけでなくアーモンド、シロップ、果実などが入っている)のほかに、小型キャンディーや、ひと口サイズのチョコレートも含まれる。日本では明治中ごろ、ハイカラな菓子として人気を博した。製法は、コーンスターチなどの粉を器に平らに入れ、型で押してくぼみをつくる。このくぼみに濃厚な糖蜜(とうみつ)を流し、その中に洋酒を流し込む。しばらく放置すると糖蜜の外側だけ固まるので取り出す。チョコレートでコーティングしたものがチョコレートボンボンである。
[河野友美・山口米子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ボンボン
bonbon
キャンディの一種。本来はbonを重ねたフランスの幼児語で,〈うまうま〉といった意。日本では糖衣の中に洋酒の入ったウィスキーボンボンやリキュールボンボンが知られるが,ほかにもいろいろのものがある。例えば,砂糖と水でつくったシロップを煮つめて冷まし,白くなるまで練ったフォンダンfondantに洋酒,着色料などを加えて型に流し固めたものや,これにチョコレートをかぶせたものがあり,アーモンドなどのナッツ類に糖衣をかぶせたドラジェdragéeやゼリー菓子もボンボンに含まれる。
執筆者:辻 静雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ボンボン
■ 一口サイズのチョコレートの総称です。代表的な製品として、トリュフがあります。
■ フランスでは、
ボンボン オ ショコラ(仏:bonbon au chocolat)
ボンボン ショコラ(仏:bonbon chocolat)
ドイツやスイス(独語圏)では、
プラリネ(praline)
と呼ばれます。
■ 形は様々で、中身は、味わってみるまでわからない楽しさがあります。中身の代表としては、ガナッシュ、プラリネ、マージパン*などがあります。
*マージパン(仏:pate damandes, 英:marzipan):ローストしていないアーモンドをひきつぶし、砂糖を混ぜ合わせてペースト状にしたもの
出典 日本チョコレート・ココア協会チョコレート・ココア辞典について 情報
ボンボン
キャンディの一種。外皮を砂糖で固め中に果汁やウィスキーなどを入れたもの。外皮を着色したりチョコレートで包んだりする。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ボンボン【bonbon(フランス)】
キャンディーの一種。ウイスキー・ブランデー・リキュール・果汁などの入ったシロップが中に入ったもの。外側はチョコレートのこともある。◇フランス語ではキャンディー類の総称。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
ボンボン
糖菓,キャンディー.シロップ,ブランデー,ウイスキー,リキュールなどをフォンダンやチョコレートで包囲した菓子.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報