ポジション(読み)position

デジタル大辞泉 「ポジション」の意味・読み・例文・類語

ポジション(position)

位置。地位。部署。
野球などで、守備位置。またスポーツで、競技中の選手の定位置。「ポジションにつく」
建玉たてぎょく」に同じ。
[補説]書名別項。→ポジション
[類語](1地位位置ポスト椅子肩書き役職役付き階級身分立場立ち位置

ポジション[書名]

安藤一郎の詩集。昭和26年(1951)刊。

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精選版 日本国語大辞典 「ポジション」の意味・読み・例文・類語

ポジション

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] position )
  2. 位置。地位。部署。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「秘書というポジションを」(出典:遠い横顔(1954)〈永井龍男〉橋)
  3. 特に野球などのスポーツで、守備位置。
    1. [初出の実例]「各人が投手、捕手、遊撃とおのが持ち場の処を殆んど暗誦する程読んだ。〈略〉自分のポヂションを読み終り」(出典:日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉慶応選手の精進振り)
  4. 弦楽器の指板上の、弦を押さえる位置。また、トロンボーンで、U字管をスライドさせる場合の各種の位置。

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パラグライダー用語辞典 「ポジション」の解説

ポジション

場周アプローチのポジション ランディングの方法のひとつに「場周アプローチ」(又の名をUターンアプローチ)があるが、その方法の中で、ポジションとよばれる空域がある。ポジションの空域に進入することにより他のパイロットへランディングの意思を示すと共に、一定の高度に調整する目的の為にもうけられた。        場周アプローチ参照ハーネスのポジション ハーネスの各部には調整用のトリマーがついている。一人ひとりの体型や好みに合わせ調整するのであるが、チェストベルトショルダーベルトの調整は飛行の安定性と大きくかかわってくる。使用する機体やその日のエアーコンディションによっても調整が必要である。それらが理想的に調整(セッティング)された状態をベストポジションと呼ばれるブレークコードのポジション直線飛行の場合、エアーコンディションやその目的に応じてブレークコードの引き代を変える必要がある。 0%ポジション      ブレークコードにテンションをかけない、フルリリースの状態である。     キャノピーにブレーキが何もかかっていなく、通常では最良滑空速度がえられる。(アクセレーターを使わない状態)     初期の頃、このポジションをニュートラルポジションとよんでいた。     しかし、フライトテクニックが高度化するにつれてこの状態を0%ポジションと呼ぶようになった。  ニュートラルポジション     ブレークコードに軽くテンションを加えているとキャノピーの微妙な動きが感じとれ、大気の状態が伝わってくる。     この状態をニュートラルポジションと呼び、0%ポジションとの違いを強調している。     ブレークコードに遊びがないので、その機体のストローク特性などを知る上でも非常に大切で、まずは得とくし     たいポジションである。   アクティブポジション     ニュートラルポジションをもう少し引いた状態で、機種によっても違うがテンションはだいたい1.5~2.0㎏のと     ころをアクティブポジションとよぶ。     左右どちらかにターンする際、どちらかを引き、どちらかをレリースすることにより素早い対応ができ、サーマルな     どを探し、捕らえた時などに便利である。     ニュートラルポジションを覚えたら次に実践してもらいたいポジションである。テイクオフのポジション テイクオフにはそのまま前向きでライズアップするフロントライズアップと、後ろ向きでライズアップしてその後、前方を向くリバーステイクオフがある。テイクオフは個人差があり、よく観察すると初動の手の位置が高かったり、低くかったり色々なパイロットがいるが、基本ができていないとなかなか安定したライズアップができないものである。テイクオフのベーシック(基本)ポジションは位置や姿勢も大切であるが一連の流れ(ライズアップからテイクオフ完了まで)としてとらえてほしい。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポジション」の意味・わかりやすい解説

ポジション
position

バレエ用語。「位置,方向,姿勢」の意で,踊り手が静止,または停止している状態の身体の基本的な姿態をいう。脚足,胴,腕,手,頭など各部にそれぞれ規定されたポジションがあり,バレエの動きはすべてそれらのポジションで始り,ポジションで終る。代表的な脚足の5つのポジションは,18世紀にフランス王立音楽舞踊アカデミー (→パリ・オペラ座バレエ団 ) の教師であった P.ボーシャンによって規定された。当初,相互の脚が構成する基本角度は 90度とされたが,今日では 180度である。これはアン・ドゥオール (外開き) といい,C.ブラシスの創案といわれる。また5つのポジションのうち,18世紀には第3ポジション,19世紀以降は第5ポジションがその中核をなすなど,時代によって意味づけや変形がなされてきた。そのほか,舞台の方向にも,45度を単位として8つのポジションがある。

ポジション
position

音楽用語。 (1) 弦楽器の運指に関する用語で,指板上で左指を用いる位置をいう。第1ポジションとは,第1指で開放弦の次の度を押える位置で,これより2度ずつ高い位置を第2,第3と呼び,第7ポジションまである。 (2) トロンボーンのスライドの位置。トロンボーンは演奏する際にスライドを動かして管長を変える。その伸ばす度合いに応じて第1から第7ポジションに分けられる。 (3) 和音の音の配置。

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DBM用語辞典 「ポジション」の解説

ポジション【position】

(1)広告業界では、広告が表示されるページ上の位置。出版物のフロントページ、真ん中のページ、バックページなどの位置づけに関係する。(2)マーケティングでは、競合他社の製品やサービスと比較して、ある製品やサービスの認知を管理する目的のマーケティング戦略。例えば、ある特別なブランドの香水は広告者によって世界で最も高価な香水として位置づけされる。9Pのひとつ。

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流通用語辞典 「ポジション」の解説

ポジション【position】

9Pのひとつで、マーケティング用語としては非常に重要な概念。自社製品・商品はどのような市場をねらい、獲得しているかの位置づけである。どの位置にあるのか、価格面では高級路線か普及路線、購入している顧客層はどのような特性を持っているか、どれだけ認知されているか、マーケットシェアはどうか、などについて検討すること。

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FX用語集 「ポジション」の解説

ポジション

為替取引で言えば、現在保有中通貨のことを指します。買い持ちの通貨のことを「買いポジション」、売り持ちの通貨のことを「売りポジション」ことをいいます。

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世界大百科事典(旧版)内のポジションの言及

【バレエ】より

…またそのためのトー・シューズの意味にも使われる。ポジシヨンpositionパに移る前後の基本的な静止の位置。クラシック・ダンスの体系は頭,手,腕,体軀,足など身体各部の厳密なポジシヨンの上に成立している。…

※「ポジション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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