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ポスト構造主義 【ぽすとこうぞうしゅぎ】

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知恵蔵2014の解説

構造主義の提唱者レヴィ=ストロース以降に現れた、フランス一群思想家思想を指す。ドゥルーズデリダフーコー、リオタールなどが代表者。アメリカで名付けられた呼び名であって、フランスではあまり用いられない。ポストモダン思想とほぼ同義である。構造主義は、個々人の意識主体を出発点として考える現象学や実存主義批判し、社会的な関係性や言語を意識や主体に先行するものとして重視するが、この点では彼らは構造主義に同調する。しかし構造主義が人文学において真に科学的な方法確立したと自負する点については、新たな「真理」を打ち立てようとするものとして批判する。また、レヴィ=ストロースは構造をもっぱら静止した固定的なものとして語ったのに対し、フーコーやドゥルーズは、動的複雑権力働きを社会のなかに見出そうとしたが、この点も、構造主義との違いといえる。ポスト構造主義は「近代」が当然と見なしてきたものを様々に批判するが、しかしそうした批判はもともと構造主義が開始したものだった。その点で、構造主義とポスト構造主義とは一連の思想の運動として捉えることができる。
( 西研 哲学者 )

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポスト構造主義
ポストこうぞうしゅぎ
post-structuralisme(仏)

1960年代後半から 70年代後半のフランスにおいて登場した,構造主義を批判的に継承しつつそれを乗り越えようとする思想運動。代表的人物に J.デリダ,G.ドゥルーズなどがいる。ポスト構造主義は,西欧近代の主流見解であった人間主体中心主義,すなわち認識原理でありかつ世界存在の原理である「主観性」の哲学解体させた構造主義による認識論的革命を踏まえつつ,構造主義が代置した諸関係の構造化の視座が持つ,依然として閉鎖体系構築して構造を主体化させる傾向要するに暗黙裏の形而 (けいじ) 上学的思考を批判し,非形而上学的思考の可能性を模索するものである。

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大辞林 第三版の解説

ポストこうぞうしゅぎ【ポスト構造主義】
 
1960年代後半から70年代にかけて登場したフランスの思想運動。主体を消去する構造主義の成果を踏まえて,差異(化)の概念を中心に形而上学批判を行う。ドゥルーズ・デリダ・リオタールが知られる。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ポスト構造主義 【ポストこうぞうしゅぎ】

構造主義の継承と克服を図る思想の総称厳密用語ではなく,J.デリダ,G.ドゥルーズおよびF.ガタリ,F.リオタール,J.クリステバ主としてフランスの思想家の活動を概括するもの。
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