ポロ沼(読み)ぽろぬま

日本歴史地名大系 「ポロ沼」の解説

ポロ沼
ぽろぬま

猿払川河口、浜猿払はまさるふつ西側の湿原にある潟湖。面積一・九四平方キロ、湖岸延長五キロ、湖面標高三メートル、最大水深二・二メートル、汽水水質で透明度は〇・四メートル。北海道北部の腐食栄養湖沼の典型例とされる。「大日本地名辞書」に「ポロトーは、一名カリトーといふ、地学上、海岸湖と称せらるもの」とある。周辺にはカムイト沼・キモマ沼・猿骨さるこつ沼が分布する猿払原野湖沼群で、湿原植物やヤマトシジミヒメシラトリガイなどの汽水性底生動物が生息し、一帯は北オホーツク道立自然公園に属する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ポロ沼」の解説

ポロ沼

北海道宗谷郡猿払村の猿払川河口部に位置する潟湖。面積約1.95平方キロメートルの汽水湖で、ショウドウツバメ営巣・繁殖地。冬にはシベリアから飛来するハクチョウが羽を休める。「ポロ」はアイヌ語で“大きい”の意。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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