ポンティノ湿地帯(読み)ポンティノしっちたい(英語表記)Agro Pontino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポンティノ湿地帯」の意味・わかりやすい解説

ポンティノ湿地帯
ポンティノしっちたい
Agro Pontino

イタリア中西部,ラツィオ州,チレニア海沿岸の湿地帯。幅8~16km,長さ約 50km。古代ローマ時代からマラリアのはびこる湿原であった。 1928年以来ムッソリーニ政権下で総合的な干拓事業が進められ,現在ではコムギテンサイ飼料作物などの栽培地帯になっている。干拓に伴い,ラティナ,ポンティニアをはじめ計画的な諸集落が建設された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android