ポール タンヌリー(英語表記)Paul Tannery

20世紀西洋人名事典 「ポール タンヌリー」の解説

ポール タンヌリー
Paul Tannery


1843 - 1904
フランス科学史家。
パリ近郊のマント生まれ。
卒業後煙草専売公社に就職し1893年にはパリ市外のパンタンの専売公社工場長となる。傍ら科学史家としては1876年古代ギリシャの科学に関する研究を発表、その後中世近世の広領域まで研究、有数の科学史家となり、科学史研究の国際組織の育成にも貢献著書に「ギリシア科学史のために」(1887年)、「科学論文集」(1912〜50年、17巻)等があり、「デカルト全集」(1897〜1913年共編)の編纂者としても有名である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android