マウスナー細胞(読み)マウスナーサイボウ

デジタル大辞泉 「マウスナー細胞」の意味・読み・例文・類語

マウスナー‐さいぼう〔‐サイバウ〕【マウスナー細胞】

硬骨魚類一部がもつ神経細胞一種。脳の中に左右1個ずつあり、その神経線維脊髄運動ニューロンまで延びる。魚の逃避行動に密接に関係していることが知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のマウスナー細胞の言及

【菱脳】より

…フクロウやナマズでは聴覚が発達し,体知覚区の内耳または側線器官に関係した細胞集団が膨隆する。ある種の硬骨魚類の体運動区には,マウスナー細胞Mauthner cellといわれる直径150μm以上の巨大細胞があり,軸索は左右交叉(こうさ)して脊髄まで下降し,尾の急速な運動をつかさどる。神経系【正井 秀夫】。…

※「マウスナー細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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