マキアベリスト(読み)まきあべりすと

世界大百科事典(旧版)内のマキアベリストの言及

【政治家】より

…みずから公然と政治権力の行使に参加する意思はないが,集票のマシーンを握ったりロビイングを通じて暗躍し,マス・メディアを通じてジャーナリスト,評論家,解説者として政治的影響力を行使する〈黒幕〉政治家も,政治を主たる生計の資としているかぎり政治家とみなせる。また,卓越した識見を有して公事に経綸をはかる〈大政治家〉(英語ではステーツマンstatesman)と,その場かぎりの駆引きに終始する〈政治屋〉(ポリティシャンpolitician)を区別し,目的のために手段を選ばぬ権謀と術策の人(マキアベリスト)を理想主義的な政治家と対比することもあるが,この区別自体が政治的,党派的,主観的である。政治においては,リアリズムぬきの経綸と理想はありえないからである。…

※「マキアベリスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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