マサキ(柾)(読み)マサキ(英語表記)Euonymus japonicus; spindle tree

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マサキ(柾)」の意味・わかりやすい解説

マサキ(柾)
マサキ
Euonymus japonicus; spindle tree

真青木とも書く。ニシキギ科の常緑低木。日本全土,東アジアに分布する。海岸に多く,観賞用として庭木や,また生垣に用いられる。樹高は 3mぐらいまでになり,葉は対生して,倒卵形で革質,先は鈍頭である。葉の形に変異が多く,長さ3~4cmの長楕円形のものから,径 10cmもの卵円形のものまである。一般に海岸や小島のものでは葉が丸く大きいものが多い。6~7月,新しい枝の葉腋集散花序をつけ,緑白色の小さな4弁花を密生する。 蒴果球形で3~4裂し,赤橙色仮種皮をもつ種子をつける。園芸品種にはいろいろな斑 (ふ) 入りがある。

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