演劇用語で昼間興行のことを指す。フランス語のmatinéeは,もともと〈午前中〉という意味であるが,そこから出て,通常の夜間興行に対して,午後に行われる演劇興行をいうようになった。したがって,多くは昼間と夜間の並行する二部興行制となる。日本の大劇場演劇(たとえば歌舞伎など)では,それぞれ別の演目を立てる二部制であるが,欧米では週1回の休場による興行成績の低下を避けるため,この興行形式で同一演目を昼間に上演し,週に昼夜あわせて8回の上演を確保するという場合が多い。これはユニオンの発言権のつよいアメリカで始められた制度であるといわれる。しかし,フランス語に由来する名称が示すごとく,元来はフランスで発生した興行形態で,劇場の使用されない時間帯を利用して,夜間の劇上演とは別個に,〈マチネー・ポエティック〉と呼ばれる詩の朗読会を開催したことにその淵源はもとめられる。とくにコメディ・フランセーズが,これを定例化した時期がある。しかし,今日ではむしろ,中高校生を対象とする古典劇上演のために,この時間帯が利用されている。なお〈マチネー〉の用語は,音楽,舞踊等の興行にも使われている。
執筆者:戸張 智雄
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