マツイカ(読み)まついか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マツイカ」の意味・わかりやすい解説

マツイカ
まついか / 松烏賊

軟体動物門頭足綱アカイカ科に属するスルメイカTodarodes pacificusの関西方面の俗称。しかし最近では、遠洋イカ釣り漁業で漁獲されているカナダイレックスIllex illecebrosusやニュージーランドスルメイカNototodarus sloaniなどの市場名に流用されている。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のマツイカの言及

【ホタルイカ(蛍烏賊)】より

…頭足綱ホタルイカモドキ科の小型イカ(イラスト)。地方名マツイカ,グミイカ。日本海全域,太平洋側では北海道以南から熊野灘にかけて分布し,水深200~1000mの深海にすむが,産卵期には浅海に雌が回遊する。…

※「マツイカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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