マツヨイグサ(待宵草)(読み)マツヨイグサ(英語表記)Oenothera odorata; evening primrose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マツヨイグサ(待宵草)」の意味・わかりやすい解説

マツヨイグサ(待宵草)
マツヨイグサ
Oenothera odorata; evening primrose

アカバナ科多年草。南アメリカ,チリ原産江戸時代の末に日本に渡来し,当時は観賞用として庭に植えられたが,現在では逸出して各地にときおり自生しているのがみられる。茎は直立し,高さ 60~90cmで根出葉ロゼットをつくる。葉は互生し線状披針形でまばらに鋸歯がある。5~8月頃,葉腋に黄色の4弁の花を1個ずつつける。花は夕方開き翌朝には紅色に変ってしぼむ。 蒴果は4裂し,裂片は多少巻く。

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