マツリカ(茉莉花)(読み)マツリカ

百科事典マイペディア 「マツリカ(茉莉花)」の意味・わかりやすい解説

マツリカ(茉莉花)【マツリカ】

アラビアインド原産モクセイ科の常緑低木。高さ1.5〜3mになり,葉は広卵形で対生または3枚が輪生。春〜晩秋の随時,枝端に芳香のある白い花を数個つける。花は高杯状で径1.8〜2.5cm,八重咲もある。花から香油ジャスミン油)をとり,中国台湾では花を茶の中に入れてかおりをつける(ジャスミン茶)。冬は温室内で保護し,さし芽でふやす。
→関連項目ジャスミン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マツリカ(茉莉花)」の意味・わかりやすい解説

マツリカ(茉莉花)
マツリカ
Jasminum sambac; Arabian jasmine

モクセイ科の常緑低木。モウリンカともいう。インド,アラビアの原産。高さ 1.5~3mとなり,葉は対生または3輪生し,広卵形で長さ4~8cmあり,全縁である。夏に,枝の先に白色で径約 2cmの花を3~12個つける。花冠裂片は円形ないし長楕円形で約9枚あり,園芸品には八重咲きもある。鉢植にして観賞されるほか,花に強い芳香があるので,中国では茶に入れる香料として用いる。ジャスミン茶 (花茶) といわれるのがこれである。

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