マラウィ湖(英語表記)Lake Malawi

改訂新版 世界大百科事典 「マラウィ湖」の意味・わかりやすい解説

マラウィ[湖]
Lake Malawi

アフリカ南東部の大湖で,長い間ニヤサNyasa湖と呼ばれてきたが,1964年のマラウィ共和国の誕生とともに古い名が復活した。アフリカ大地溝帯に含まれる陥没湖で,南北570km,幅60km前後,面積は3万km2(世界10位),湖面標高は472m,最大深度は706m(世界4位)におよぶ。南端シーレ川(ザンベジ川水系)によって排水される。水温深部で21℃,表部は23~27℃である。マラウィ,モザンビークタンザニアの3国に囲まれるが,湖面の80%はマラウィ領,残り20%がモザンビーク領である。湖面交通が活発に行われ,魚類が豊富なため,沿岸住民のタンパク質源として重要である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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