旺文社世界史事典 三訂版 「マリア=テレジア」の解説
マリア=テレジア
Maria Theresia(Theresa)
オーストリア大公で,ハンガリー・ベーメンの女王(在位1740〜80)
父カール6世の死後ハプスブルク家領を相続したとき,帝位相続権についてバイエルン公やスペイン・フランス・プロイセン・ザクセンなどが反対したため,オーストリア継承戦争が起こり,シュレジエンを失った。中央集権体制を整え,財政を豊かにして軍事力を増大させ,外交革命でフランスと同盟を結び七年戦争でシュレジエン奪回を志したが果たせなかった。1772年のポーランド分割に参加。またルイ16世の妃マリ=アントワネットの母でもある。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報