マリス ヤンソンス(英語表記)Mariss Jansons

現代外国人名録2016 「マリス ヤンソンス」の解説

マリス ヤンソンス
Mariss Jansons

職業・肩書
指揮者 バイエルン放送交響楽団首席指揮者

国籍
ラトビア

生年月日
1943年1月14日

出生地
ソ連ラトビア共和国リガ(ラトビア)

学歴
レニングラード音楽院指揮科卒

受賞
ウィーン楽友協会名誉会員〔2001年〕,カラヤン国際指揮者コンクール第2位〔1971年〕

経歴
父はソ連を代表する著名な指揮者のアルヴィド・ヤンソンス、母はオペラ歌手。レニングラード音楽院で父とムラヴィンスキーに師事。1969年ウィーンに留学し、スワロフスキー、カラヤンらに師事。’71年カラヤン国際指揮者コンクール第2位。’72年モスクワでデビュー。’79年オスロフィル首席指揮者となり、2000年までの在任中、世界的なオーケストラへと飛躍させ注目を集めた。1993年からロンドン・フィル首席客演指揮者。’94年以降、ウィーン、ベルリン、ニューヨークの各オーケストラと共演し、ザルツブルクルツェルンなどの音楽祭の常連となる。’96〜97年シーズンはウィーン・フィルとベルリン・フィルの両方を指揮。’97年〜2004年ピッツバーグ交響楽団音楽監督。2003年よりバイエルン放送交響楽団首席指揮者。2004〜2015年アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者を務めた。1978年レニングラード・フィルを率いて初来日して以来、来日多数。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「マリス ヤンソンス」の解説

マリス ヤンソンス
Maris Jansons


1943 -
ソ連(ラトビア)の指揮者。
サンクト・ペテルブルクフィルハーモニー終身指揮者。
リガ生まれ。
名指揮者アルヴィド・ヤンソンスの子として生まれ、大学卒業後、ヴィーン音楽アカデミーでスヴァロフスキーなどに師事したほか、ザルツブルクではカラヤンに師事する。1971年第2回カラヤン国際指揮者コンクールで2位に入賞する。同年レニングラード・フィル(現サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー)を指揮して本格的にデビューし、その後、同フィルの常任指揮者を務める。オスロ・フィル首席指揮者を経て93年からロンドン・フィル首席客演指揮者。ロシア音楽を得意のレパートリーにし、現代ソビエトの作品を多く取り上げている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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