マルチチャンネル増幅方式(読み)マルチチャンネルぞうふくほうしき(英語表記)multichannel amplification system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マルチチャンネル増幅方式
マルチチャンネルぞうふくほうしき
multichannel amplification system

オーディオ用語。音響信号を再生する際に,フィルタ回路 (マルチチャンネルデバイダ) によって周波数を低域 (300Hz以下) ,中域,高域 (3kHz以上) の各帯域に分割し,それぞれの信号を各帯域に適した3つの増幅器 (アンプ) で増幅し,各帯域専用のスピーカを別々に作動させる方式。帯域別に減衰率を防止できるので,広帯域にわたって音響信号を忠実に再生できる装置をつくることが可能であり,臨場感を出すための最高の方式とされ,大型映画音楽システムや高級ステレオシステムで使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android