マレー[諸島](読み)マレー

百科事典マイペディア 「マレー[諸島]」の意味・わかりやすい解説

マレー[諸島]【マレー】

アジア大陸南東部とオーストラリア大陸との間にある諸島総称マライ諸島とも。スマトラジャワボルネオなどを含む大スンダ列島,ヌサ・テンガラとも呼ばれる小スンダ列島モルッカ諸島,フィリピン諸島などからなる。地体構造上アジアとオーストラリアとの接合地域であり,火山活動も激しい。全体として熱帯モンスーン気候に属する。古来香料をはじめ各種特産物の豊かな地域として知られ,諸民族,諸国家の占拠・活動する舞台となった。人口密度も世界の熱帯中最も高い。しかし開発の進んだ島と未開の島が混在するのも一大特色。石油,米,茶,コーヒー,ゴムなどを産する。

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