マロニ川(読み)マロニがわ(英語表記)Maroni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マロニ川」の意味・わかりやすい解説

マロニ川
マロニがわ
Maroni

スリナムではマロワイネ Marowijne川。南アメリカ北部,フランス領ギアナとスリナムの国境をなす川。ブラジル国境に近いトゥムクマケ山脈北斜面に源を発し,熱帯雨林の密林地帯をほぼ北流して大西洋に注ぐ。全長約 700km。河口から約 100kmは小舟で航行できるが,それより上流は滝や急流が多い。中流部沿岸では砂金採取が行われる。沿岸のおもな町は河口から約 30km上流のサンローランデュマロニ (フランス領ギアナ) とアルビナ (スリナム) 。上流部はフランス領ギアナではイタニ Itany川,スリナムではリタニ Litani川と呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android