マンモス-ケーヴ国立公園(読み)マンモスケーヴこくりつこうえん

世界遺産詳解 の解説

マンモスケーヴこくりつこうえん【マンモス-ケーヴ国立公園】

1981年に登録されたアメリカの世界遺産(自然遺産)で、ケンタッキー州西部のエドモンソン郡に位置する、世界最大級の巨大鍾乳洞がある国立公園。1941年に国立公園として指定され、1990年には国際的な生物圏保護区に指定された。公園の敷地は212km2の広さがあり、敷地の中央にはグリーン川が流れる。大量の雨水と氷河から溶け出した水がつくった鍾乳洞の総延長は500kmまで確認されている。地下60~100mに広がる迷宮のような洞内では、ケンタッキードウクツエビ、インディアナオヒキコウモリなど絶滅寸前生物や目が退化した魚などが確認されている。◇英名はMammoth Cave National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android