マーケティング(その他表記)marketing

翻訳|marketing

デジタル大辞泉 「マーケティング」の意味・読み・例文・類語

マーケティング(marketing)

顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。

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精選版 日本国語大辞典 「マーケティング」の意味・読み・例文・類語

マーケティング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] marketing ) 状況の変化に対応しながら、消費者のニーズを満たすために、商品またはサービスを効率的に消費者に提供するための活動。市場調査、商品計画、宣伝、販売など。
    1. [初出の実例]「企業がマーケッティングの部門を重要視し」(出典:技術革新(1958)〈星野芳郎〉二)

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改訂新版 世界大百科事典 「マーケティング」の意味・わかりやすい解説

マーケティング
marketing

今日の経済社会では,われわれはマーケティング活動に絶えず接しているが,〈マーケティング〉という用語は誤解を受けている点も多い。その典型はこの用語が,販売と混同されて用いられる傾向に見いだされる。販売はマーケティング諸機能の一つであり,販売が商品を売り込むという企業活動の日常業務を指すのに対し,マーケティングは売れる仕組みを考える戦略的企業活動を指している。それは通常,顧客志向,利益志向,統合的努力という三つの基本的要素によって構成されるマーケティング・コンセプトmarketing conceptをもっている。企業の目的は顧客ニーズを満足させることである。

 したがってマーケティングは顧客のニーズの決定から出発する。この意味でマーケティングは消費者志向を大前提にしているといえる。しかしこのことが,企業の利益水準を確保することの前提で考えられなければならないのはいうまでもない。そしてこの場合,製品化計画,価格決定,包装問題などに関する製品ミックスproduct mix,流通経路,立地条件,輸送問題,取引条件などに関する流通ミックスdistribution mix,広告,人的販売,パブリシティ,人的販売などに関するコミュニケーション・ミックスcommunication mixという三つの側面をもつマーケティング・ミックスmarketing mix問題となる。そしてこのビジネス活動を効率的に推進していくためには,販売,広告,製品,販売促進,市場調査,物的流通,製品サービスなどの諸部門を包括するマーケティング組織が企業組織の中核に据えられることが必要となる。このような企業組織を前提にして,厳しい競争市場で戦略志向を明確にしたマーケティング活動が可能になってくると考えられる。そして今日の日本のような低成長の成熟市場では,消費者の細分化により,新しい市場を開発・創造することが至上命令となっている。この場合,競合関係を十分考慮し,熟年市場,単身者市場,働く主婦市場などの有望市場への参入方法を戦略的に決定しなければならない。

マーケティングには,マクロ視点での経済社会的な流通現象を重点的にとり上げる方法と,ミクロ視点での個別企業におけるマーケティング活動を重点的にとり上げる方法とがある。前者の方法では,取引,輸送,保管といったマーケティング機能に焦点をあてる機能的アプローチ,商品やサービスの内在的特徴や社会的特徴を考えて,商品(サービス)分析に焦点をあてる商品アプローチ,卸売業者,小売業者などの中間流通業者における形態,構造,特質に焦点をあてる制度的アプローチ,といった種類のものがある。また後者の方法では,マーケティング管理を全社的視点から効率的に運営し,市場の需要調整を行うことに焦点をあてるマネジリアル・アプローチがある。これはマネジリアル・マーケティング(経営者マーケティング)と呼ばれ,マーケティングの基本として今日では定着しているといえる。そのほか,異種多様な諸要因からなるマーケティングを統一的全体として把握するため,マーケティングをシステムとしてとらえるシステムズ・アプローチ,複雑なマーケティング諸現象を,経済学,社会学,心理学,統計学,生態学,工学などの関連諸科学を援用することにより統合科学的にとらえようとするインターディシプリナリー・アプローチ,などが挙げられる。そして最近では,さまざまなマーケティング活動において,企業の自己利益だけではなく,社会におけるその活動の成果を重視しようとするソーシャル・マーケティングsocial marketingが注目されるようになってきている。このマーケティングは,非営利組織(各種公共体,協会など)がマーケティング技術を応用する場合にも用いられる名称にもなっている。このような種々のマーケティングの方法で,今日的現象として忘れられてはならないことはコンシューマリズムconsumerismの問題である。これは環境汚染や欠陥商品に対する企業姿勢を監視する運動として定着してきている。

(1)伝統的マーケティングが対象としてきたものは商品である。サービス経済下にある今日では,サービスのマーケティングが新しい課題となってきている。しかしサービスは,対個人サービスと対事務所サービスでは形態が異なり,そのマーケティング方法も基本的に異なっている。生産と消費が個別的に発生する商品とそれが同時的に発生するサービスとでは,マーケティング活動が必然的に異なってくることになる。

(2)国際マーケティングも,今日の国際化社会で新しい局面をみせている問題である。貿易問題と異なり,多国籍企業が行うマーケティング,製品が外国で生産・販売されることによって生ずるマーケティングなどに関する問題は,単なる経済的側面のみならず,社会的・文化的側面を含んだ問題であると考えられる。

(3)従来のマーケティングは消費財を中心にとり上げてきた。生産財に関するマーケティングは,購買層が組織体であるため,消費者を購買層としたマーケティングとは基本的に異なっている。その製品ミックス,流通ミックス,コミュニケーション・ミックスは特殊であり,個別的である。従来,販売活動に重点が置かれていた生産財マーケティングは,新しい経済社会におけるME(マイクロエレクトロニクス)化の波のなかで総合的にマーケティングを必要としてきている。

(4)企業の多角化が進行するなかで,製品別マーケティングは新しい視点での検討を迫られている。製品別市場の魅力と事業化の現状を組み合わせ,企業全体の戦略視点からマーケティング計画とその実施を統合することが必要になってきている。CI(コーポレート・アイデンティティ)というマーケティング活動の統一化に関する問題も,このような底流から提起されてくるものである。

(5)マーケティングにおける競争関係の激化は,いきおい不正な市場環境条件をつくり出しがちである。これを予防するために法律的規制が必要になる。独占禁止法をはじめとして,種々の法律がマーケティング活動とかかわってくることになる。法律・行政とマーケティングの関係は,現実的問題として重要であり,それは状況によって変化していく部分をもっている。

(6)マーケティングにおける意思決定の的確さは,その支援情報の正確さに依存することが多い。豊富な社内・社外のデータ,コンピューターによる処理能力の高度化などにより,マーケティング情報システムはかなり整備されてきている。しかし,情報過多現象,分析手法の誤用などの問題もあり,このシステムの運用には十分留意が必要とされている。
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最新 心理学事典 「マーケティング」の解説

マーケティング
マーケティング
marketing

アメリカ・マーケティング協会American Marketing Association(AMA)によれば,マーケティングは「顧客に向けて価値を創造し,伝達し,届けるための,そして組織とそのステーク・ホルダー(利害関係者)に対してベネフィット(利益)を与えるやり方で顧客との関係を管理するための組織的機能および一連の過程」と定義される。この定義ではマーケティングを行なう主体が企業だけではなく政府や自治体などの「非営利組織」を含んでおり,その内容も営利活動に限定されない幅広い活動を含むものになっていることが特徴である。とくに従来のマーケティング技術を行政機関の運営や社会変革などに活用したり,企業が自社の利益や顧客だけを考えずに社会全体の利益や福祉向上を意識して活動するという考え方をソーシャル・マーケティングsocial marketingという。

 ニーズに応じた適切な商品開発や,効果的で無駄のない広告戦略を進めることが可能になる。その立案,実施においてはターゲットとなる消費者を適切にグループ分け(区分)したうえで,その心理的特性,行動的特性を理解することが何よりも重要である。消費者を区分する手法としては性別,年齢,家族構成,居住地域など人口統計学的指標に基づくデモグラフィックセグメンテーションdemographic segmentationが伝統的な細分化の方法である。たとえば衣服は性別や年齢によって体型や嗜好が大きく異なると仮定できるので,それぞれの性別,年代に応じた衣服がデザインされ,生産されている。一方で成熟化した今日の市場では同一の性別・年齢集団内での価値観や嗜好の多様化が進み,消費傾向の差違を識別する他の指標が必要になってきた。そのなかで用いられたのがライフ・スタイル・セグメンテーションlife-style segmentationという手法である。ライフ・スタイルは人びとの生活行動や事物への関心に反映されるものであり,消費性向や様式の差異を規定する要因(消費者行動の個人差を説明する要因)として重要な概念とされている。

ブランド戦略】 AMAによれば商品や企業の固有名称であるブランドは「ある売り手あるいは売り手の集団の製品およびサービスを識別し,競合相手の製品およびサービスと差別化することを意図した名称,ことば,サイン,シンボル,デザイン,あるいはその組み合わせ」と定義される。ブランドは消費者の商品選択を規定する重要な要因であり,企業は高品質の商品を開発し,多大な広告宣伝経費を投入することでより高い価値をもったブランドを構築し,それを付加価値として利用することで高い利益を獲得し,それは企業間の競争において優位に導く源泉となる。さらにブランド拡張(すでに構築されているブランドを異なる商品カテゴリーに拡張,展開すること)などを実行することで所有するブランドの価値を利用するというブランド戦略を実行している。このようなブランドがもつ力(ブランド・パワー)を客観的に測るための方法がさまざまな研究者により提案されているが,アーカーAaker,D.A.によるブランド・エクイティ理論brand equity theoryでは,エクイティ(資産)としてのブランドを規定する消費者の心理的要因として①知名度(どれだけ知られているのかということ),②ブランド・ロイヤリティbrand loyalty(ブランドに対してどれくらい忠誠を誓って,どれくらいその商品を買いつづけているかということ),③知覚品質(あるブランドに対して感じている品質の良さ),④ブランド連想(商品分野からそのブランドがどの程度連想されるのかということ),⑤イメージ(親しみを感じる,一流だと思う,といったポジティブなイメージ)を挙げている。

【マーケティング・リサーチmarketing research】 このようなマーケティング戦略を進めるための情報を組織的に収集したうえで分析し伝達するための活動がマーケティング・リサーチである。マーケティング・リサーチは一般に消費者を対象として実施されており「調査問題の明確化→調査目的の決定→調査計画の決定→調査計画の実行→調査結果の報告」という段階で実施され,人間の行動を客観的に測定するために心理学的方法論が多く利用される。いわゆる調査的技法(質問紙調査,電話調査,郵送調査,インターネット調査など)や,観察法(街頭や店舗内での消費者の行動を観察して記録する),面接法(グループ・インタビューや個人を対象にした面接など)が多用される。とくに商品の購買動機に焦点を当てて行なわれるのがモチベーション・リサーチmotivation researchである。インスタントコーヒーの購買を抑制しているのは「味が良くない」ことではなく「手抜きの主婦」と思われることが無意識レベルでの真の要因であることを突き止めたヘアーHaire,M.の研究が有名であるが,深層面接や投映法といった心理学的理論に基づく手法も用いられる。投映法では連想法(ブランド名など対象者に対してある刺激を与えて,それから何を連想するかを尋ねるもの),文章完成法(対象者に対して空白のある文章など不完全な刺激を与えて回答を引き出すもの),構成法(対象者に対して絵画や略画を提示したうえで物語や会話の形式で回答を構成させる方法)などが用いられている。 →広告心理学 →消費者行動
〔永野 光朗〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マーケティング」の意味・わかりやすい解説

マーケティング
まーけてぃんぐ
marketing

企業が製品またはサービスを顧客に向けて流通させることに関係した一連の体系的市場志向活動のこと。売買そのものをさす販売よりもはるかに広い内容をもち、販売はマーケティングの一部を構成するにすぎない。マーケティングの内容を機能的に分解すると、戦略政策問題、製品問題、市場・取引問題、販売問題、販売促進問題に大別される。

 戦略政策問題とは、自己の活動範囲をいかなる事業・製品・サービスに求めるか、またそれらについてどのように競争するか、について決定することである。前者は企業戦略、後者は競争戦略の問題である。前者では専業化か多角化か、多角化するとすればどの範囲かなどが、後者では価格競争か非価格競争かなどのさまざまな競争戦略が検討される。これらの諸決定を踏まえて、製品問題が展開される。その中心はプロダクト・プランニング(製品計画)である。それは、企業戦略で決定した製品(例、自動車)について、顧客の求める内容を具体的に掌握し、その欲求を満足させる製品(例、車種・型式)を実現する計画をいう。その内容は新製品開発計画と既存製品廃棄計画とからなる。新製品開発は、新製品の創出、既存製品の改良、既存製品の新用途開発の三つの内容からなるが、創出・改良については、機能・品質・形状のみでなく、意匠(デザイン)や包装の問題をも含む点が重要である。製品にはすべてライフ・サイクル(寿命)があるから、それに順応して生産を中止(廃棄)しなければならない状態が避けられず、製品によっては、計画的・意図的に廃棄(計画的陳腐化)して新製品へ移行させる、などが廃棄計画の主内容になる。その際、顧客が使用中の現製品に対するアフター・サービス(例、部品補給)を閑却してはならない。

 市場・取引問題は、市場調査、需要予測、流通経路の設定、価格政策、商品の物流、競争戦術などである。これらのいくつかは戦略政策問題の前提になり、残りのものは戦略政策問題からの展開として販売計画に集約される。販売計画は、期間の長短により長期販売計画と短期販売計画に大別される。前者は販売活動の長期的展望として、販売部門の指針になる。後者はさらに一般計画と個別計画に分かれる。一般計画は一営業期間の販売計画であり、地域別・製品別・販売店別などの販売割当てや、販売の方針、実施細目が盛り込まれる。個別計画には、新製品発売計画、新市場進出計画、販売促進計画、市場占有率拡大計画、特別販売(創立○周年など)計画などがある。

 販売問題は、販売活動の管理であるが、最狭義の販売管理は販売員管理をいう。これは、販売計画や販売予算を販売員に割り当て、必要な指示や激励を与えて目標の達成を刺激し、実績を掌握して賞罰を与え、計画と実績の差異について原因を分析するとともに差異を是正するために必要な措置をとることをいう。しかし、販売員を督励するだけでは十分でない。販売員の不断の教育訓練の積み重ねが基礎的前提条件である。販売管理では、販売員管理を通じた販売活動の遂行のほか、多くの課題がある。そのおもなものは、販売情報の収集・処理・伝達(売れ筋情報の活用、市場の声の新製品開発へのフィードバックなど)、取扱い製品に適合した流通経路の選択、販売方法(現金販売か割賦販売か、直接販売か委託販売か、店頭販売か通信販売かなど)の検討、顧客の苦情処理などである。このような販売管理と一体の形で販売の効果を左右するものが、販売促進である。

 販売促進は、最終顧客の購買意欲の喚起および中間流通業者の販売動機の刺激を行うことを目的とした活動の全体である。具体的には、広告宣伝をはじめ、見本市、展示会、実演、消費者教育ないしその組織化、プレミアム販売のような最終顧客向けのものと、各種のディーラー・ヘルプス(販売店への資金援助、経営上の助言、従業員教育など)、販売刺激の供与(リベート支払い、プレミアム供与など)のような販売店向けのものとがある。

 以上のようなマーケティングの内容づけは、マネジリアル・マーケティングmanagerial marketingとよばれ、企業の環境適応行動の一環にするという認識を基本にしている。このような認識は、1930年代以降徐々に成立し、50年代になって本格的に体系化されるようになった。近年、環境への配慮をマーケティング全般に注入する必要が高まっている。このような新しい展開を、とくにグリーン・マーケティングとよぶ。

[森本三男]

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百科事典マイペディア 「マーケティング」の意味・わかりやすい解説

マーケティング

商品やサービスが,生産者から消費者・使用者に至る間の流通過程を方向づけるための企業活動。消費者の欲求に応じた製品の大量生産により大量販売を促進することを目的とする。マーケティング・リサーチ,製品計画,広告その他の販売促進など広範な活動を含む。
→関連項目オープン懸賞広告広告代理業商品管理対話型マーケティングテレ・マーケティングマーケット・セグメンテーション

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーケティング」の意味・わかりやすい解説

マーケティング
marketing

企業の行う市場活動のすべてをいう。いわゆるセールス (販売活動) と異なる点は,消費者の動向を調査し,消費者の求める商品を企画して,広告などの販売促進活動を展開し,最も理想的な販売経路によってこれを総合的かつ計画的に販売しようとするところにある。マーケティングを企業特有の機能と考え,顧客の創造を経営者の任務と考えたのは,1850年 C. H.マッコーミックが最初であるというが,それが一般の企業に取入れられるようになったのは,アメリカでは 1900年に入ってからであり,日本では 1950年代後半になってからである。現在,各企業によって行われているマーケティングは,大きく分けて市場調査製品計画,販路対策,販売促進販売管理の5つの分野から成っている。また 60年代以降のコンシューマリズムの高まりに対する企業側の対応として,ソーシャル・マーケティングの考え方が広まりつつある。企業は目先の短期的利潤を追求するだけではなく,消費者全体の福利の向上という長期的視点に立って活動しなければならないのである。

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DBM用語辞典 「マーケティング」の解説

マーケティング【marketing】

アメリカ・マーケティング協会はマーケティングを「生産者から消費者に至る財ならびにサービスの流れを推進するビジネスの諸活動である」と定義した。『ベーシック・マーケティング』の著者E・J・マッカーシーは、マーケティングは顧客から始まるのであって生産過程から始まるのではないとして、マーケティングは「標的市場を選定することであり、その標的市場に対し、最も適切なマーケティング・ミックスを実行することである」としている。フィリップ・コトラーは、顧客は誰か(Customers)、競争相手は誰か(Competitors)、流通チャネルはどうするか(Channels)の3つのCから始め、優先順位とポジショニングを決め、何を(Product)、どのような価格で(Price)、どこで(Place)、どのような販売促進(Promotion)で行うかを組み合わせることがマーケティングであるとしている(いわゆる4P)。優先順位(ターゲット)とポジショニングはマーケティング戦略、4つのPはマーケティングの戦術としている(マーケティング・ミックスの項参照)。

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マーケティング用語集 「マーケティング」の解説

マーケティング

日本マーケティング協会では「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。」と定義しています。また、フィリップ・コトラーは「マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズや欲求を満たす社会的・経営的プロセスである。」と定義しています。
単に市場調査や販売促進といった意味ではなく、企業と顧客の間で価値を生み出してゆくコミュニケーション活動全体のことをさします。
マーケティングのプロセスは「情報」を元に「戦略」に基づいて「戦術」を実施する流れを取ります。正確な情報分析とマーケティング・ミックス戦略、そして効果的な施策展開が一つの流れになって初めてマーケティングが成立します。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「マーケティング」の解説

マーケティング

商品、サービスを生産者から消費者へ円滑に移転するためのビジネス活動を指す。または、消費者側のニーズやウォンツと、サービスや製品を販売する企業の意図(適切な資本投下量で最大の販売・生産効果を目指す)を連関させるための情報収集手段のこと。つまり、情報管理から、顧客ニーズの吸い上げ作業、市場の状況など、企業が直面する外部環境と企業自身との間に、経済的によい関係性を構築するための手段のことをいう。また、そういった活動を総称してマーケティングと呼ぶ場合も多い。

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ブランド用語集 「マーケティング」の解説

マーケティング

マーケティングとは市場のニーズを満たす一連の組織活動のことをいう。

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栄養・生化学辞典 「マーケティング」の解説

マーケティング

 商品の販売促進のための企業活動.

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