ミジケンダの聖なるカヤの森林(読み)ミジケンダのせいなるカヤのしんりん

世界遺産詳解 の解説

ミジケンダのせいなるカヤのしんりん【ミジケンダの聖なるカヤの森林】

2008年に登録された世界遺産文化遺産)。ケニアのインド洋沿岸地帯200kmに11ヵ所点在する。16世紀、他の種族に追われたミジケンダの人々が住み着き、外部の侵略者から村を隠したり、祖先を埋葬したりするために植林・保護し、のちに神聖な森となって、信仰の対象として崇められた。1940年代までに放棄されたが、長老会議などによって維持されている。現在は土地開発などの影響森林は減少しつつあるが、稀少な動植物が生息している。◇英名はSacred Mijikenda Kaya Forests

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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