ミニヤー(英語表記)al-Minyā

改訂新版 世界大百科事典 「ミニヤー」の意味・わかりやすい解説

ミニヤー
al-Minyā

エジプト中部の都市で,同名県の県都。人口20万1360(1996)。古代エジプト時代にはペル・メマと呼ばれ,現在の名はアッバース朝カリフ,ハールーン・アッラシード治世に税務長官だった人物の名に由来する。サトウキビブドウアラバスターなどが特産である。ナイル川対岸にベニ・ハサンの岩窟墳墓,西の砂漠にはアシュムネイン遺跡やトゥーナー・アルジャバルの地下墳墓などの古代遺跡がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android