ムカシオオミダレタケ(昔大乱茸)(読み)ムカシオオミダレタケ(英語表記)Protodaedalea hispida

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ムカシオオミダレタケ(昔大乱茸)
ムカシオオミダレタケ
Protodaedalea hispida

担子菌類異担子菌類シロキクラゲ目。夏秋の頃,ブナ,イタヤカエデなどの腐朽材に発生する。傘は寒天質を含んだ肉質で無柄,径3~10cmの半円形,材につく部分では1~6cmの厚さがあり,平らな丸山形を半分にしたような形。上面は乳白色または淡材木色,長さ2~5mmで太くて分岐する粗毛をかぶっている。下面は迷路状のひだまたは不完全な孔を生じ,そこに子実層を形成する。初め白色または材木色,次第に赤茶色になる。本菌は乾燥すると著しく収縮し暗褐色になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android